Wowza Streaming Engine を使ったライブストリーミング (3)
はじめに 前回の記事では FFmpeg で生成したマルチビットレートの RTMP ライブストリーム (マルチストリーム) をアップロードして、 Wowza Streaming Engine 経由でストリーミング配信を行うための設定を紹介しました。 この記事では、RTMP のシングルビットレートのライブソースを Wowza Streaming Engine に入力し、 Wowza Streaming Engine のトランスコーディング機能を使ってマルチビットレートのライブストリームを生成して、 アダプティブストリーミングのライブストリーミング配信を行うための方法を紹介します。 ライブソースのオリジンからマルチビットレートのストリームを Wowza Streaming Engine へ入力する際に十分なネットワーク帯域が確保できない場合、 一番画質のよいライブソースのみを Wowza Streaming Engine へ入力し、Wowza Streaming Engine でマルチビットレートの生成を行って、 アダプティブストリーミングのライブストリーミング配信を実現することができます。 作業の手順は、以下の通りです。 ライブソースストリームの入力セキュリティの設定 (省略) FFmpeg によるビデオファイルを使った RTMP ライブソースの入力 (省略) ライブトランスコーダーの設定 ライブストリーミング再生のテスト Big Buck Bunny サイト のビデオコンテンツをサンプルとして使うストリーミングコンテンツとします。 配信で利用する ビデオファイル はこちらを利用しました。 手順1: ライブソースの入力セキュリティの設定 (省略) 前回の記事で作成した設定を利用するため、ここでは省略します。 手順の詳細は、前回の記事を参照します。 手順2: ライブトランスコーダーの設定 Wowza Streaming Engine のライブトランスコーダーを設定すると、入力したライブソースのトランスコードを行うことができます。 ライブトランスコーダーを設定するには、以下の手順で行います。 ここでは既存のトランスコーダーテンプレートを利用します。 Wowza Streaming Engine Manager 管理 UI にログインし、上部メニューバーの [Application] をクリックします。...