Hyper-V ホストのネットワークパフォーマンスの改善

はじめに Windows 11 で Hyper-V を有効にした際に、仮想マシンをホストコンピューターが接続しているローカルネットワークに直接接続したい場合があります。例えば、複数の物理コンピューターがある場合に、ある物理コンピューターにホストした仮想マシンと物理コンピューターとの間で同じローカルネットワークのセグメントで直接通信させたい場合です。 Hyper-V の仮想スイッチマネージャーから [外部] ネットワークを作成すると、 物理ネットワークインターフェース (WiFi または イーサネット) にブリッジネットワークが構成されます。 仮想マシンの仮想 NIC を作成した [外部] ネットワークに接続することで、仮想マシンをローカルネットワークに接続することができるようになります。 この際、Hyper-V ホストにも仮想 NIC が作成され、同じ [外部] の仮想スイッチに接続されるよう構成されますが、 Hyper-V ホストからの外部ネットワークへのアップロードのネットワーク速度が極端に低下する場合があります。 この記事では、ネットワークパフォーマンスを改善する方法を紹介します。 どのようなパフォーマンスの問題があったのか? Hyper-V ホストに [外部] ネットワークの仮想スイッチを作成した後、 アップロードのネットワーク通信が極端に遅い、という現象が発生しました。 Network Speet Test という無料の Windows ストアアプリをインストールして試したところ、以下のような結果でした。 ダウンロード (下り) は約 120 Mbps の速度が出ているのですが、アップロード (上り) はたった 0.5Mbps 程度しか出ないという状況です。 明らかにおかしいと思われる様子なので、調べてみました。 Hyper-V を有効にする前に測定したネットワーク速度や同じ LAN に接続した他のデバイスからの測定結果とも異なりました。 ネットワーク アーキテクチャの理解 具体的な問題解決方法の前に、Hyper-V ホストに [外部] ネットワークの仮想スイッチを作成すると、どのようなネットワーク構成になるのか? ネットワーク構成は以下のような図になります。 Hyper-V ホスト OS からのネットワーク パケットは、仮想 NIC とネットワーク ブリッジの両方を経由して、物理 NIC から外部へ送受信されます。...

2023/03/21 Â· @shigeyf

Ubuntu VM のセキュアブートの有効化

はじめに この記事では、記事: Ubuntu VM の移行 (VMware から Hyper-V へ) で説明した以下の移行手順の ステップ 4 について説明します。 VMDK 形式の仮想ディスクを VHD/VHDX 形式への変換 新しい仮想マシンを作成 (変換した仮想ディスクをアタッチする) open-vm-tools のアンインストール (オプション) 第2世代 Hyper-V 仮想マシン用の仮想ディスクへ変換 (オプション) Secure Boot の有効化 Hyper-V 統合サービスのインストール セキュアブートの有効化 第 2 世代 Hyper-V 仮想マシンの Ubuntu Linux でセキュアブートを有効にするには、 セキュアブートに対応したカーネルと Grub ブートローダーをインストールする必要があります。 EFIブート対応済みの仮想マシンで起動して、以下の手順を実行します。 1) Grub EFI パッケージの取得 以下のコマンドを実行し、Grub EFI パッケージをネットワーク経由でダウンロードしインストールします。 VMware 仮想マシンから移行した場合、ネットワーク接続が可能となるように構成変更するのを忘れないでください。 sudo apt update sudo apt install grub-efi-amd64 grub-efi-amd64-signed shim-signed -y 2) Grub EFI のインストール 以下のコマンドを実行し、起動ディスクに Grub EFI をインストールします。...

2023/03/20 Â· @shigeyf

Ubuntu Linux 起動ディスクを BIOS ブートから EFI ブートへ変換

はじめに この記事では、記事: Ubuntu VM の移行 (VMware から Hyper-V へ) で説明した以下の移行手順の ステップ 4 について説明します。 VMDK 形式の仮想ディスクを VHD/VHDX 形式への変換 新しい仮想マシンを作成 (変換した仮想ディスクをアタッチする) open-vm-tools のアンインストール (オプション) 第2世代 Hyper-V 仮想マシン用の仮想ディスクへ変換 (オプション) Secure Boot の有効化 Hyper-V 統合サービスのインストール Ubuntu Linux 起動ディスクを BIOS ブートから EFI ブートへ変換 第 2 世代 Hyper-V 仮想マシンで Ubuntu Linux を起動するには、 Ubuntu Linux の起動ディスクを BIOS ブートから EFI ブートへ変更する必要があります。 起動ディスクを EFI ブートに変更するには、Ubuntu インストーラー メディア (ライブサーバー) を使って以下の手順で行います。 新しい第2世代 Hyper-V 仮想マシンを作成する パーティションのサイズの縮小 EFI パーティションの作成 (EFI パーティションはディスクの最後尾に準備) Grub EFI のインストール /etc/fstab の編集 インストーラーメディアはこちらのサイトからダウンロードします...

2023/03/17 Â· @shigeyf

仮想ディスクの変換 (VMDK 形式から VHD/VHDX 形式への変換)

はじめに この記事では、記事: Ubuntu VM の移行 (VMware から Hyper-V へ) で説明した以下の移行手順の ステップ 1 について説明します。 VMDK 形式の仮想ディスクを VHD/VHDX 形式への変換 新しい仮想マシンを作成 (変換した仮想ディスクをアタッチする) open-vm-tools のアンインストール (オプション) 第2世代 Hyper-V 仮想マシン用の仮想ディスクへ変換 (オプション) Secure Boot の有効化 Hyper-V 統合サービスのインストール VMDK ディスクを VHD/VHDX ディスクへ変換する VMware 仮想マシンでは仮想ディスクに VMDK 形式を利用しているため、Hyper-V 仮想マシンで利用できる仮想ディスク形式 (VHD/VHDX) とは異なります。 Hyper-V で同じ仮想ディスクを利用するためには、VMDK 形式を VHD/VHDX 形式に変換する必要があります。 MVMC (Microsoft Virtual Machine Converter) のインストール 仮想ディスク VMDK 形式は、マイクロソフトが 2014 年にリリースした MVMC (Microsoft Virtual Machine Converter) 3.0 を利用して、VHDX 形式に変換することができました。 2023-03-16 現在、リリース記事内のリンクは無効となっていてダウンロードすることはできませんが、 以下のマイクロソフトのダウンロード URL からダウンロードすることができます。...

2023/03/16 Â· @shigeyf

Ubuntu VM の移行 (VMware から Hyper-V へ)

VMware 仮想マシンを Hyper-V へ移行する これまで、Windows の開発環境で VMware Workstation Player (個人利用では無償バージョンを利用することができる) を使って開発用の仮想化環境 (Ubuntu Linux マシン等) を用意していましたが、 新しい PC の購入に伴い、開発環境を引っ越しすることにしました。 この引っ越しに伴って、仮想化マシンも Hyper-V へ引っ越しすることにしました。 Ubuntu OS の VMware 仮想マシンを Hyper-V へ移行するには以下の手順で行います。 VMDK 形式の仮想ディスクを VHD/VHDX 形式への変換 新しい仮想マシンを作成 (変換した仮想ディスクをアタッチする) open-vm-tools のアンインストール (オプション) 第2世代 Hyper-V 仮想マシン用の仮想ディスクへ変換 (オプション) Secure Boot の有効化 Hyper-V 統合サービスのインストール ステップ 1: VMDK ディスクを VHD/VHDX ディスクへ変換する VMware 仮想マシンでは仮想ディスクに VMDK 形式を利用しているため、Hyper-V 仮想マシンで利用できる仮想ディスク形式 (VHD/VHDX) とは異なります。 Hyper-V で同じ仮想ディスクを利用するためには、VMDK 形式を VHD/VHDX 形式に変換する必要があります。 仮想ディスク VMDK 形式は、マイクロソフトが 2014 年にリリースした MVMC (Microsoft Virtual Machine Converter) 3....

2023/03/15 Â· @shigeyf