shigeyf (Shige Fukushima) = フリーランスのエンジニア兼コンサルタント
- このサイトでは 元マイクロソフト、元アカマイの技術者が 日々の活動の中でラーニングで得られたプログラミングや技術に関する情報、その他の日々の生活での雑感等の様々なトピックを綴ります
shigeyf (Shige Fukushima) = フリーランスのエンジニア兼コンサルタント
キーボードのチルトスタンド (高さ調整用の脚) が折れた 現在、デスクトップ PC 用に Lenovo TrackPoint Keyboard II を使っています。 購入してから約3年になりますが、結構使い勝手がよくお気に入りのキーボードです。 Lenovo ThinkPad 特有のトラックポイントがついている (キーボード・マウスが1接続で利用できる) USB接続と BlueTooth 接続の両方に対応 電池不要で UCB-C で充電が可能 トラックポイントはキーボードのホームポジションから手を動かさずにマウス操作ができるので、 開発者向きと言えるのではないかと思います。 そのキーボードですが、先日使っていると、高さ調整用の脚 (チルトスタンド) が折れた! 他のユーザーも同様の状況に遭遇している インターネットを検索すると、ちらほらと同様の事例が。 こちらが遭遇したのは破損事例7と同じような状況で、キーボードにくっついたままの状態で脚が折れている状態でした。 破損事例1 - 2020/06/18 破損事例2 - 2020/06/24 破損事例3 - 2020/07/12 破損事例4 - 2021/01/20 破損事例5 - 2021/06/13 破損事例6 - 2020年 破損事例7 - 2020年 事例の中にはサポート修理や部品販売は行っていないとの情報もあり、 このキーボードを使い続けたいので、どうやって直すかが悩みどころでした。 3Dプリンターでプリントアウトしたチルトスタンド 壊れた部品をプラリペアで修理するという選択肢もありますが、また壊れそうということでやめました。 レノボの正規部品の販売を確認してみるという選択肢もありましたが、部品販売があっても、 結局また壊れてしまうかもしれない部品を使うのも考えものだったので、他の選択肢を検討してみることにしました。 皆さんの記事を見ていると、3D プリンターでプリントアウトしたチルトスタンドを使っている事例もあり、 こちらの方が正規品よりも丈夫との情報もあり、試してみる価値あり、との判断をしました。 Thingiverse という人気サイトで、 3D プリンターでプリントアウトができる TrackPoint Keyboard のチルトスタンドが公開されていました。 3D プリンターを持っている方は試してみるとよいでしょう。 3Dプリンター ファイル1 3Dプリンター ファイル2 3Dプリンター ファイル3 これを機に 3D プリンターの購入も考えましたが、販売品もあるとのことで、販売品を探しました。 上記のファイルを印刷したものが eBay や Etsy で出品されていました。...
はじめに Windows 11 で Hyper-V を有効にした際に、仮想マシンをホストコンピューターが接続しているローカルネットワークに直接接続したい場合があります。例えば、複数の物理コンピューターがある場合に、ある物理コンピューターにホストした仮想マシンと物理コンピューターとの間で同じローカルネットワークのセグメントで直接通信させたい場合です。 Hyper-V の仮想スイッチマネージャーから [外部] ネットワークを作成すると、 物理ネットワークインターフェース (WiFi または イーサネット) にブリッジネットワークが構成されます。 仮想マシンの仮想 NIC を作成した [外部] ネットワークに接続することで、仮想マシンをローカルネットワークに接続することができるようになります。 この際、Hyper-V ホストにも仮想 NIC が作成され、同じ [外部] の仮想スイッチに接続されるよう構成されますが、 Hyper-V ホストからの外部ネットワークへのアップロードのネットワーク速度が極端に低下する場合があります。 この記事では、ネットワークパフォーマンスを改善する方法を紹介します。 どのようなパフォーマンスの問題があったのか? Hyper-V ホストに [外部] ネットワークの仮想スイッチを作成した後、 アップロードのネットワーク通信が極端に遅い、という現象が発生しました。 Network Speet Test という無料の Windows ストアアプリをインストールして試したところ、以下のような結果でした。 ダウンロード (下り) は約 120 Mbps の速度が出ているのですが、アップロード (上り) はたった 0.5Mbps 程度しか出ないという状況です。 明らかにおかしいと思われる様子なので、調べてみました。 Hyper-V を有効にする前に測定したネットワーク速度や同じ LAN に接続した他のデバイスからの測定結果とも異なりました。 ネットワーク アーキテクチャの理解 具体的な問題解決方法の前に、Hyper-V ホストに [外部] ネットワークの仮想スイッチを作成すると、どのようなネットワーク構成になるのか? ネットワーク構成は以下のような図になります。 Hyper-V ホスト OS からのネットワーク パケットは、仮想 NIC とネットワーク ブリッジの両方を経由して、物理 NIC から外部へ送受信されます。...
はじめに この記事では、記事: Ubuntu VM の移行 (VMware から Hyper-V へ) で説明した以下の移行手順の ステップ 4 について説明します。 VMDK 形式の仮想ディスクを VHD/VHDX 形式への変換 新しい仮想マシンを作成 (変換した仮想ディスクをアタッチする) open-vm-tools のアンインストール (オプション) 第2世代 Hyper-V 仮想マシン用の仮想ディスクへ変換 (オプション) Secure Boot の有効化 Hyper-V 統合サービスのインストール セキュアブートの有効化 第 2 世代 Hyper-V 仮想マシンの Ubuntu Linux でセキュアブートを有効にするには、 セキュアブートに対応したカーネルと Grub ブートローダーをインストールする必要があります。 EFIブート対応済みの仮想マシンで起動して、以下の手順を実行します。 1) Grub EFI パッケージの取得 以下のコマンドを実行し、Grub EFI パッケージをネットワーク経由でダウンロードしインストールします。 VMware 仮想マシンから移行した場合、ネットワーク接続が可能となるように構成変更するのを忘れないでください。 sudo apt update sudo apt install grub-efi-amd64 grub-efi-amd64-signed shim-signed -y 2) Grub EFI のインストール 以下のコマンドを実行し、起動ディスクに Grub EFI をインストールします。...
はじめに この記事では、記事: Ubuntu VM の移行 (VMware から Hyper-V へ) で説明した以下の移行手順の ステップ 4 について説明します。 VMDK 形式の仮想ディスクを VHD/VHDX 形式への変換 新しい仮想マシンを作成 (変換した仮想ディスクをアタッチする) open-vm-tools のアンインストール (オプション) 第2世代 Hyper-V 仮想マシン用の仮想ディスクへ変換 (オプション) Secure Boot の有効化 Hyper-V 統合サービスのインストール Ubuntu Linux 起動ディスクを BIOS ブートから EFI ブートへ変換 第 2 世代 Hyper-V 仮想マシンで Ubuntu Linux を起動するには、 Ubuntu Linux の起動ディスクを BIOS ブートから EFI ブートへ変更する必要があります。 起動ディスクを EFI ブートに変更するには、Ubuntu インストーラー メディア (ライブサーバー) を使って以下の手順で行います。 新しい第2世代 Hyper-V 仮想マシンを作成する パーティションのサイズの縮小 EFI パーティションの作成 (EFI パーティションはディスクの最後尾に準備) Grub EFI のインストール /etc/fstab の編集 インストーラーメディアはこちらのサイトからダウンロードします...
はじめに この記事では、記事: Ubuntu VM の移行 (VMware から Hyper-V へ) で説明した以下の移行手順の ステップ 1 について説明します。 VMDK 形式の仮想ディスクを VHD/VHDX 形式への変換 新しい仮想マシンを作成 (変換した仮想ディスクをアタッチする) open-vm-tools のアンインストール (オプション) 第2世代 Hyper-V 仮想マシン用の仮想ディスクへ変換 (オプション) Secure Boot の有効化 Hyper-V 統合サービスのインストール VMDK ディスクを VHD/VHDX ディスクへ変換する VMware 仮想マシンでは仮想ディスクに VMDK 形式を利用しているため、Hyper-V 仮想マシンで利用できる仮想ディスク形式 (VHD/VHDX) とは異なります。 Hyper-V で同じ仮想ディスクを利用するためには、VMDK 形式を VHD/VHDX 形式に変換する必要があります。 MVMC (Microsoft Virtual Machine Converter) のインストール 仮想ディスク VMDK 形式は、マイクロソフトが 2014 年にリリースした MVMC (Microsoft Virtual Machine Converter) 3.0 を利用して、VHDX 形式に変換することができました。 2023-03-16 現在、リリース記事内のリンクは無効となっていてダウンロードすることはできませんが、 以下のマイクロソフトのダウンロード URL からダウンロードすることができます。...