Wowza Streaming Engine での HLS ストリーミング

はじめに この記事では、Wowza Streaming Engine での HLS 方式でのストリーミングに関する 技術的に詳細な設定・カスタマイズの方法について触れます。 HLS プレイリスト (マニフェスト) について HLS プレイリストには、EXT-X-VERSION タグと呼ばれる Apple HLS (HTTP Live Streaming) のプレイリスト互換性バージョンを示すタグが含まれています。 Wowza Streaming Engine の HTTPStreamer の既定の設定では、Apple HLS 互換性バージョン 3 のプレイリストを生成します。 #EXT-X-VERSION:3 VOD またはライブアプリケーションの Application.xml (/usr/local/WowzaStreamingEngine/conf/[アプリ名]/Application.xml) 内の 以下のパラメーターで HLS プレイリストの互換性バージョンを制御することができます。 Wowza Streaming Engine では、バージョン 3 から 6 までをサポートしています。 項目 内容 XML パス /Root/Application/HTTPStreamer プロパティ名 (Name) cupertinoExtXVersion プロパティのタイプ (Type) Integer プロパティの値 (Value) の説明 プレイリストの互換性バージョンを指定する (既定値: 3) Wowza Streaming Engine では、指定された EXT-X-VERSION (プレイリストの互換性バージョン) に基づいてプレイリスト機能を有効または無効にすることができます。...

2020/12/10 Â· @shigeyf

Wowza Streaming Engine での MPEG-DASH ストリーミング

はじめに この記事では、Wowza Streaming Engine での MPEG-DASH 方式でのストリーミングに関する 技術的に詳細な設定・カスタマイズの方法について触れます。 MPEG-DASH MPD マニフェストについて MPEG-DASH サーバーは、メディア プレゼンテーション記述 (MPD) マニフェスト ファイルで、 利用可能なメディア セグメント URL のリストをプレーヤーに提供します。 その後、プレイヤーは、中断のない再生を行うために、必要に応じてメディア セグメントを順次要求します。 MPD ファイル内でこのセグメント URL のリストの識別方法を定義する方式をセグメントアドレス方式とは呼び、 以下のセグメントアドレス方式があります。 セグメント リスト方式 利用可能なすべてのセグメントについて、セグメント URL の完全なリストを提供する方式です セグメント テンプレート (時刻ベース) 方式 プレイヤーがセグメント URL リストを作成できるようにするための URL テンプレートを提供する方式です セグメント URL にはセグメントごとの開始時刻が含まれます セグメント テンプレート (セグメント番号ベース) 方式 プレイヤーがセグメント URL リストを作成できるようにするための URL テンプレートを提供する方式です セグメント URL にはセグメントごとのセグメントの番号 (インデックス番号など) が含まます セグメント ベース (BaseURL) 方式 すべてのセグメントが単一の URL (BaseURL) で識別されるセグメント分割を行わない方式で、セグメントがバイトレンジの HTTP リクエストを通じて取得する方式です Wowza Streaming Engine の MPEG-DASH サポートでは、セグメントベース方式以外のセグメントアドレス方式の MPD 形式をサポートしていて、 プレイヤーは以下の URL フォーマット指定で必要なマニフェスト形式を指定できます。...

2020/11/30 Â· @shigeyf

Wowza Streaming Engine を使ったライブストリーミング (3)

はじめに 前回の記事では FFmpeg で生成したマルチビットレートの RTMP ライブストリーム (マルチストリーム) をアップロードして、 Wowza Streaming Engine 経由でストリーミング配信を行うための設定を紹介しました。 この記事では、RTMP のシングルビットレートのライブソースを Wowza Streaming Engine に入力し、 Wowza Streaming Engine のトランスコーディング機能を使ってマルチビットレートのライブストリームを生成して、 アダプティブストリーミングのライブストリーミング配信を行うための方法を紹介します。 ライブソースのオリジンからマルチビットレートのストリームを Wowza Streaming Engine へ入力する際に十分なネットワーク帯域が確保できない場合、 一番画質のよいライブソースのみを Wowza Streaming Engine へ入力し、Wowza Streaming Engine でマルチビットレートの生成を行って、 アダプティブストリーミングのライブストリーミング配信を実現することができます。 作業の手順は、以下の通りです。 ライブソースストリームの入力セキュリティの設定 (省略) FFmpeg によるビデオファイルを使った RTMP ライブソースの入力 (省略) ライブトランスコーダーの設定 ライブストリーミング再生のテスト Big Buck Bunny サイト のビデオコンテンツをサンプルとして使うストリーミングコンテンツとします。 配信で利用する ビデオファイル はこちらを利用しました。 手順1: ライブソースの入力セキュリティの設定 (省略) 前回の記事で作成した設定を利用するため、ここでは省略します。 手順の詳細は、前回の記事を参照します。 手順2: ライブトランスコーダーの設定 Wowza Streaming Engine のライブトランスコーダーを設定すると、入力したライブソースのトランスコードを行うことができます。 ライブトランスコーダーを設定するには、以下の手順で行います。 ここでは既存のトランスコーダーテンプレートを利用します。 Wowza Streaming Engine Manager 管理 UI にログインし、上部メニューバーの [Application] をクリックします。...

2020/11/20 Â· @shigeyf

Wowza Streaming Engine を使ったライブストリーミング (2)

はじめに 前回の記事では FFmpeg で生成した RTMP ライブストリーム (シングルストリーム) をアップロードして、 Wowza Streaming Engine 経由でストリーミング配信を行うための設定を紹介しました。 この記事では、アダプティブストリーミングのライブストリーミング配信を行うための方法を紹介します。 作業の手順は、以下の通りです。 ライブソースストリームの入力セキュリティの設定 (省略) FFmpeg によるビデオファイルを使った RTMP ライブソースの入力 SMIL ファイルの作成 ライブストリーミング再生のテスト Big Buck Bunny サイト のビデオコンテンツをサンプルとして使うストリーミングコンテンツとします。 配信で利用する ビデオファイル はこちらを利用しました。 手順1: ライブソースの入力セキュリティの設定 (省略) 前回の記事で作成した設定を利用するため、ここでは省略します。 手順の詳細は、前回の記事を参照します。 手順2: FFmpeg によるビデオファイルを使ったライブソースの入力 以下のコマンドを実行し、ビデオファイルとスクリプトファイルをダウンロードします。 スクリプトファイルは Gist で公開しているシェルスクリプト を利用します。 cd ~/ mkdir videos cd videos curl -O https://download.blender.org/demo/movies/BBB/bbb_sunflower_1080p_30fps_normal.mp4 curl -LO https://gist.github.com/liveinstantly/7969cc44d14e96c98434cf4e8744a15f/raw/88d2a83c77e01ff32262db04f739e5755efbd6a5/ffmpeg_filelive_abr_transcode.sh chmod +x ffmpeg_filelive_abr_transcode.sh curl -O https://wowzademostorage1.blob.core.windows.net/transcoding/liveencode_spec_sample.txt 以下のコマンドを実行して、ビデオのトランスコードとライブソースの入力を行います。 このスクリプトでは、ビデオファイルから複数のビットレートのライブストリームを生成し、Wowza Streaming Engine に入力します。 生成する複数のライブストリームの詳細は liveencode_spec_sample.txt ファイルで定義します。...

2020/11/10 Â· @shigeyf

Wowza Streaming Engine を使ったライブストリーミング (1)

はじめに この記事では、Wowza Streaming Engine でライブストリーミング配信を行うためのセットアップを行います。 ライブ配信は、Wowza Streaming Engine にライブソースストリームを入力し、そのライブストリームをストリーミング方式に変換して、ライブストリーミング配信を行います。 作業の手順は、以下の通りです。 ライブソースストリームの入力セキュリティの設定 FFmpeg によるビデオファイルを使った RTMP ライブソースの入力 ライブストリーミング再生のテスト Big Buck Bunny サイト のビデオコンテンツをサンプルとして使うストリーミングコンテンツとします。 配信で利用する ビデオファイル はこちらを利用しました。 手順1: ライブソースの入力セキュリティの設定 Wowza Streaming Engine にライブソースストリームを入力する際にパスワードで認証を行うことにより、 ライブソースの入力セキュリティを確保することができます。 ライブソースの入力セキュリティを設定にするには、以下の手順で行います。 Wowza Streaming Engine Manager 管理 UI にログインし、上部メニューバーの [Server] をクリックします。 左のメニューから [Source Authentication] をクリックします。 [+Add Source] ボタンを押します。 以下のパラメーター情報を入力して、[+Add] ボタンをクリックします。 パラメーター 値 Source User Name ソース認証のユーザー名: 例: livestream1 Source Password (Confirm Password) ソース認証のパスワード 注意: ユーザー名とパスワードの値は、大文字と小文字が区別され、英数字、ピリオド (.)、アンダースコア (_)、およびハイフン (-) 文字のみを含めることができます。 上部メニューバーの [Applications] をクリックし、左のメニューから既定のライブアプリケーション (live) をクリックします。...

2020/10/30 Â· @shigeyf