Wowza Streaming Engine を使ったライブストリーミング (1)

はじめに この記事では、Wowza Streaming Engine でライブストリーミング配信を行うためのセットアップを行います。 ライブ配信は、Wowza Streaming Engine にライブソースストリームを入力し、そのライブストリームをストリーミング方式に変換して、ライブストリーミング配信を行います。 作業の手順は、以下の通りです。 ライブソースストリームの入力セキュリティの設定 FFmpeg によるビデオファイルを使った RTMP ライブソースの入力 ライブストリーミング再生のテスト Big Buck Bunny サイト のビデオコンテンツをサンプルとして使うストリーミングコンテンツとします。 配信で利用する ビデオファイル はこちらを利用しました。 手順1: ライブソースの入力セキュリティの設定 Wowza Streaming Engine にライブソースストリームを入力する際にパスワードで認証を行うことにより、 ライブソースの入力セキュリティを確保することができます。 ライブソースの入力セキュリティを設定にするには、以下の手順で行います。 Wowza Streaming Engine Manager 管理 UI にログインし、上部メニューバーの [Server] をクリックします。 左のメニューから [Source Authentication] をクリックします。 [+Add Source] ボタンを押します。 以下のパラメーター情報を入力して、[+Add] ボタンをクリックします。 パラメーター 値 Source User Name ソース認証のユーザー名: 例: livestream1 Source Password (Confirm Password) ソース認証のパスワード 注意: ユーザー名とパスワードの値は、大文字と小文字が区別され、英数字、ピリオド (.)、アンダースコア (_)、およびハイフン (-) 文字のみを含めることができます。 上部メニューバーの [Applications] をクリックし、左のメニューから既定のライブアプリケーション (live) をクリックします。...

2020/10/30 Â· @shigeyf

Wowza Streaming Engine を使った VOD ストリーミングのセットアップ

はじめに この記事では、Wowza Streaming Engine で VOD (ビデオ・オンデマンド) でストリーミング コンテンツの配信を行うためのセットアップを行います。 作業の手順は、以下の通りです。 アダプティブストリーミング用の VOD ファイルの作成 SMIL ファイルの作成 ビデオファイルのアップロード Wowza Streaming Engine のセットアップ アダプティブストリーミング再生のテスト Big Buck Bunny サイト のビデオコンテンツをサンプルとして使うストリーミングコンテンツとします。 配信で利用する ビデオファイル はこちらを利用しました。 手順1: アダプティブストリーミング用の VOD ファイルの作成 アダプティブストリーミング方式でのストリーミング再生では、プレイヤーのネットワーク接続の帯域幅に合わせて複数のビットレートと解像度のビデオを切り替えながら、ストリーミングビデオを再生します。まず、FFmpeg ツール を使って、オリジナルのビデオファイルから、複数のビットレートの MP4 ファイルを作成します。 Ubuntu Linux への FFmpeg のインストールは以下のコマンドを実行します。 sudo apt install ffmpeg 参考までに、利用した FFmpeg のバージョンは以下になります。 $ ffmpeg -version ffmpeg version 4.4.2-0ubuntu0.22.04.1 Copyright (c) 2000-2021 the FFmpeg developers FFmpeg を使った複数ビットレートの MP4 のトランスコードにあたり、Gist で公開しているシェルスクリプトを利用します。以下のコマンドを実行して、ビデオのダウンロード、トランスコードを行います。 cd ~/ mkdir videos cd videos curl -O https://download....

2020/10/20 Â· @shigeyf

シンプルな Web プレイヤーの開発と展開

ストリーミング プレイヤーの開発 ビデオストリーミング技術の紹介でも触れたように、 現在、ビデオストリーミングは Web 技術との親和性が高く、ストリーミングビデオは Web ブラウザー上で、 JavaScript を使って開発されたプレイヤーで再生することができるようになっています。 普及している2つのストリーミングプロトコル (HLS, MPEG-DASH) のビデオストリームを再生することができる、 実績のあるオープンソースのプレイヤーがあります。以下のプレイヤーです。 HLS の再生: hls.js | Github MPEG-DASH の再生: dash.js | GitHub この記事では、これらを使って、Web プレイヤーをホストするページを開発します。 hls.js プレイヤー:シンプルなコード もっともシンプルな hls.js の再生プレイヤーのページのコードは以下の通りです。 hls.js が提供する Hls クラスを使ってビデオプレイヤーを初期化し、再生したい HLS ストリームの URL を プレイヤーにロードすることでビデオストリームの再生をトリガーすることができます。 ビデオプレイヤーを表示するためには、プレイヤーを表示するための HTML 要素をアタッチします。 以下のコード例では、<video> タグで HLS の再生をネイティブサポートしているプレイヤー (Safari など) も 対応できるようにしてあります。その場合は、HLS ストリームの再生に hls.js を使いません。 より細かなコントロールを行うためのアプリケーションの開発を行うには、Hls クラスの API の詳細を確認します。 hls.js API ドキュメント を参照します。 <body> <!-- プレイヤーのコンテナ要素 --> <div class="hls-js-container"> <video id="hls-js-player" controls width="640px"></video> </div> <!...

2020/10/15 Â· @shigeyf

Let's Encrypt を使った Wowza Streaming Engine の HTTPS 証明書のセットアップ

はじめに 前回の記事では Wowza Streaming Engine のセットアップを行いました。 セットアップされたストリーミングサーバーは HTTPS サーバー証明書が設定されていないため、ストリーミングコンテンツや管理 UI は HTTP を使ってアクセスしました。 実際のサービスを公開する場合、HTTPS によるサービス提供が必要となります。 これは、サーバーサービス群の通信路のセキュリティ確保だけではありません。 ほとんどのウェブホスティングサービスの HTTPS 強制に伴って、Web ベースのプレイヤーをホストするサーバー (HTTPS) とコンテンツ (HTTP) の組み合わせは、既定で混在コンテンツを許可しないブラウザーポリシーのため、再生ができなくなる、という問題があります (前回の記事を参照)。 今回、Wowza Streaming Engine サーバーの以下のサービスに対して、HTTPS サーバー証明書の設定を行います。 サービス ポート番号 説明 設定箇所 HTTPS ストリーミング 443 既定の HTTPS を使ったコンテンツストリーミング conf/VHost.xml REST API インターフェース 8087 既定の REST API インターフェースを HTTPS に変更 conf/Server.xml Wowza Streaming Engine Manager 管理サービス 8090 管理画面へのアクセスを HTTPS 経由で行う manager/conf/tomcat.properties この記事では、前回の記事に引き続き、Ubuntu Linx 上にインストールされた Wowza Streaming Engine を対象とします。 HTTPS サーバー証明書の発行のまえに HTTPS サーバー証明書を発行するにあたって、いくつかのケースがあります。...

2020/10/10 Â· @shigeyf

Wowza Streaming Engine のインストールとセットアップ

[この記事は 2023/02/01 に更新されました] Wowza Streaming Engine とは Wowza Streaming Engine は Wowza Media Systems が開発しているストリーミングサーバーのソフトウェア製品です。 ビデオ・オンデマンドやライブのビデオストリーミングのためのプラットフォームの構築に利用することができます。 MPEG-DASH, Apple HTTP Live Streaming (HLS), Adobe RTMP など主要なストリーミング プロトコルに対応し、 同時に、ビデオチャットなどに用いられる遅延の少ない WebRTC のようなプロトコルにも対応します。 Java VM 上で動作するプラットフォームで、Windows/macOS/Linux の各 OS で動作します。 オンプレミスのデータセンターだけでなく、各クラウド上の仮想マシンやコンテナーで動作させることもできます。 この記事では、Ubuntu Linux にインストールし、ビデオ・オンデマンド ストリーミングの動作確認をします。 Wowza Streaming Engine のインストール Wowza Streaming Engine のトライアルライセンスの入手 Wowza Streaming Engine を動作させるにはライセンスキーが必要となりますが、 Wowza Media Systems ではトライアル用のライセンスを無料で提供しています。 Wowza Streaming Engineのトライアルでは、以下を提供します。 最も安定しスケーラービリティの高いビデオストリーミングのためのソフトウェアを提供 ライブ、ビデオ・オンデマンドのための REST/Java API を提供 フル機能を提供する30日間のトライアル こちら から Wowza アカウントを作成し、 トライアルに参加することができます。 登録が完了すると、メールが届き、ライセンスキーを入手することができます。...

2020/09/30 Â· @shigeyf