VSCode Server (コード開発サーバー) のセットアップ

以前の記事で VSCode Server を使った開発サーバーについて触れましたが、この記事では、具体的なセットアップ方法について触れます。 セットアップ Visual Studio Code のサーバー機能(VSCode Server リモートトンネル)を使って、コード開発サーバーを構築します。 このコード開発サーバーでは、リモート環境の VSCode デスクトップアプリ版またはウェブ版からリモート開発を行うことができます。これによって、iPad などのモバイルデバイスのようにVSCode アプリをインストールできない環境でもリモート開発ができるようになります。 VSCode のインストール 自宅に余っている Windows コンピューター (8GBメモリ, 256GB SSD) があったので、このコンピューターを使ってコード開発サーバーをセットアップすることにしました。コード開発サーバーは、Ubuntu Server 22.04 LTS を使うことにます。 現在は VSCode Server 機能は VSCode バイナリに含まれてるため、VSCodeをインストールすることにします。 # Add a GnuPG trusted key for Microsoft package repositories curl -sLS https://packages.microsoft.com/keys/microsoft.asc | sudo gpg --dearmor -o /etc/apt/trusted.gpg.d/microsoft.gpg # Add VSCode repository sudo add-apt-repository "deb [arch=amd64] https://packages.microsoft.com/repos/vscode stable main" # Install VSCode (stable) sudo apt install code # Install VSCode (insiders) sudo apt install code-insiders VSCode の Webサイトからバイナリを直接ダウンロードしてインストールすることも可能です。...

2023/03/02 · @shigeyf

いつでもどこでも開発を

Visual Studio Code (VSCode) の開発の進化がすごい! VSCode Web (vscode.dev) VSCode は、Microsoft によって開発され 2015 年にベータ版がリリースされた、オープンソースのコード開発の統合プラットフォームです。 当初は、商用版の Visual Studio 統合開発環境 (IDE) から、コンパイラやビルドツールを除いて、コード開発部分だけに注力したアプリケーションとして公開されたような位置づけでした。その後は、コード整形、文法チェック、テストなど様々な機能のためのプラグインの充実、コンパイラやデバッガを実行するためのターミナルセッションとの統合などにより、完全な統合開発環境として Windows だけでなく macOS, Linux でも動作する、開発者にとっては素晴らしい無料のアプリケーションとなっています。 2021年10月の vscode.dev の発表 でウェブブラウザーでも利用できるようになり1、iOS/Android などのモバイル OS 環境でもブラウザーを使って開発をすることができるようになっています。 GitHub Codespaces 当初のウェブ版の VSCode は、GitHub 上の Git リポジトリのコードの閲覧や編集に利用できましたが、GitHub Codespaces サービスのリリースにより、クラウド上でホストされた仮想マシンの開発環境を使って開発・テストなどの作業が実行できるようになりました。この GitHub Codespaces には、個人用アカウントに含まれる月間ストレージとコア時間が含まれているので、限られた時間内では無料で開発ができます。 このクラウド型のサービスでは、ソースコードやワークスペースは仮想マシン環境に配置されるため、個人のローカル環境におく必要はなく、複数のコンピューターを使い分けるシーンでもシームレスに開発を継続することができます。 VSCode Server - Remote Tunnels GitHub Codespaces と同じような開発環境を自前で用意できないものかと考えていたところ、2022年7月に VSCode Server のリモートトンネル機能のベータ版がアナウンスされました。 この機能は、これまでにリリースされたリモート接続による開発とは異なり、vscode.dev とコード開発サーバーの間にセキュアなトンネルを確立する方式のリモート接続による開発となります。 任意の物理環境や仮想環境で VSCode Server サービスを起動し、リモート環境の VSCode (デスクトップアプリ版またはウェブ版) からリモート開発を行うことができるようになります。VSCode Server リモートトンネル機能のアーキテクチャは以下のようなイメージと想定されます。 元々、2013年に発表された Visual Studio Online (コードネーム ”Monaco") の活動と Microsoft による GitHub の戦略的な統合がクロスした瞬間ではないでしょうか。 ↩︎

2023/03/01 · @shigeyf

このサイトについて

このサイト このサイトは Hugo というオープンソースを利用して、作成されています。 Hugo とは Go 言語で書かれた静的 (スタティック) サイトジェネレーターです。 WordPress のようなデータベースを利用するウェブサイトとは異なり、データベースを使用をしません。 Markdown 形式のコンテンツとページをデザインしたテンプレート (HTMLテンプレートやスタイルシート) を利用して、静的な (スタティックな) HTMLページを生成しブログを作成します。 静的サイトジェネレーター (SSG = Static Site Generator) の利点は、サイトのビューワーからページリクエストに対してすでに生成済みの完成した HTML ページで応答するため、コンテンツのデータベースへの問い合わせ等の遅延がなく、非常に高速なページレスポンスが可能なことです。 また、各ページリクエストに対して Web サーバーでの (HTTPレスポンス以外の) 特別なプロセスを必要としないため、Web コンテンツの配信のスケーラービリティが確保できる点も重要な利点です。 さらに、SEO (Search Engine Optimization: サーチエンジン最適化) の観点でも、静的なWebページは有利に働きます。 このサイトで配信するWebコンテンツはドキュメントやアイディアなどが多いため、このような SSG の利点を踏まえて SSG を利用することにしたのですが、 オープンソースであり、シンプルなアーキテクチャであること 高速なサイトビルド (ページ生成) 時間で実現できること 開発とユーザーのコミュニティが活発で、多くのデザインテンプレートがあること という条件を元にいくつかの SSG を比較したところ、Hugo がこれらの条件に合致したため、Hugoを利用することにしました。 デザインテンプレート このサイトは、PaperMod という、Hugo コミュニティで一般公開されている Hugo テーマ (デザインテンプレート) を利用しています。 デザインテンプレートは、Hugoの技術ドキュメントに従って自分の好みのデザインや機能を備えたものを開発することも可能なのですが、コミュニティ内のデザインテンプレートの中でシンプルで見た目がわかりやすいデザインのものでよいものがあったので、このデザインを選びました。 商用の技術ブログサイトなどには、「いいね」機能などの様々な便利機能が追加されたりしていますが、このデザインテンプレートはソースコードが GitHub で公開されているため、もし必要になったら公開されたソースコードベースで機能を追加したりすることも可能です。最初はテンプレートに備わった標準の機能でスタートしようと考えて始めています。 「あるものを活用する、なければ、開発する」 オープンソースのいいところですね。 サイトの公開 このサイトは Netlify を利用しています。...

2020/06/01 · @shigeyf

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2023/04/24 · shigyef

ストリーミングに関する記事

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2022/10/24 · shigyef